インタビュー
上松美香
アニメの名曲を繊細な音色で表現し
新たなアルパの世界を作り上げた好作品!
キュートで愛らしいルックスと抜群のテクニックで、クラシック界のアイドル的存在として人気を博しているアルパ奏者・上松美香の新作『アニパ』は、何と全曲アニメ・ソングのカバー!パラグアイやメキシコをはじめとする中南米諸国の民族楽器として親しまれているこの小型ハープの魅力であるキラキラと輝くような繊細な音色で、「フランダースの犬」「キャンディキャンディ」といった懐かしの名作から、宮崎アニメ、最新アニメまで、《上松美香色》に染め上げた好作品に仕上がりました。ジャンルや民族楽器という枠を超えたアルパの魅力をぜひ『アニパ』でお楽しみ下さい!
●今回の『アニパ』を企画されたきっかけは?
「実は私が昔アルパで初めてアレンジをした曲がアニメの曲だったんです。宮崎アニメの音楽が大好きで耳で聞いてはアルパでいつも弾いていました。作曲の夢を抱くことになったのも久石さんの曲に大きな衝撃を受けて、《いつかこんな素敵な音楽を創ることが出来たら》…と。曲目を書き出していくうちにいつの間にか昔から大好きだった色々なアニメの音楽がよみがえって来ました。アルパで音遊びをしていたらだんだんイメージが膨らんできて、一気にレコーディングに踏み込んでいたのでした」
●もともとアニメがお好きだそうですが、今回の収録曲で一番よく観たアニメは?ちなみにどんなところが好きでしたか?
「『天空の城ラピュタ』。大空に浮かぶ神秘的な城は、子供の頃すごい衝撃を受けました。今でも大きな雲を見ると、《あの雲の向こうには…》なんて一人で想像しちゃいます。画も音楽も大好きで、作曲の夢を描くようになったのも宮崎アニメがきっかけなんです」
●「アニメ」と「アルパ」を掛け合わせたタイトルも可愛くて素敵ですね。上松さんが考えたのですか?
「私もスタッフの皆さんもみんなで考えました。《アルパでアニメ、アニパか....》。《…笑!それいいい....っ!!》、みたいな感じで、すぐに決まっちゃいました(笑)。ちょっとオヤジ入ってますよね…(汗)」
●『アニパ』のアレンジで気を遣ったところは?
「ほとんどのアニメの元の曲自体がすごい好きだったので、その雰囲気を壊さないで作った部分もとても大きいのですが、一番はアルパの音色の特色が活きるようにアレンジをしました。元曲を聴いたり弾いたりしていくうちに、どんどんと元のアニメ曲とは違う世界になっていくんです。私色で描いたアニメの世界ですね」
●「風の谷のナウシカ」「となりのトトロ」などの宮崎アニメは、最初から老若男女が聴ける音楽になっていると思うのですが、逆に「フランダースの犬」「キャンディ・キャンディ」「キューティーハニー」などは、音楽自体が宮崎アニメより年齢層が低い子供向けに作られていると思うんです。そういった様々なテイストを1枚のアルバムにするのは難しくなかったですか?
「難しかったけど、おもしろかったです。今回の創作での印象が、アルパと一緒に音遊びしながら作ったっていうのが大きかったと思います。自然に指がアレンジしたい方向に歩いたっていうか…。「キューティーハニー」なんかも最初はアレンジどうするんだろう…、と心配だったのですが、弾いてみると意外や意外。南米のアルパだから出せるベースの音だったりとか、ばりばり弾いていける右手のフレーズだったりとか。その曲に気付かされる部分がたくさんありました」
●今回のアルバムを聴いて一番驚いたのが「まんが日本昔ばなし」だったんです。アルパって南米の楽器なので、やはり情熱的で躍動感のある曲の方が合っていると思っていたんですが、ああいう日本情緒のあるほのぼのとした曲にもアルパって合うんですね。
「情熱的な南米のアルパの音ももちろん好きなのですが、私は日本人の心から染み出てくるアルパのしっとりとした音も大好きです。いつかおばあちゃんの背中で聞いた、子守唄と夕焼けを思い出しながら演奏しました」
●あと「銀河鉄道999」での汽車の音もとても雰囲気が出ていたと思います。他にああいった擬音は出せますか?
「もともとアルパには自然界の音を描写した曲がたくさんあるんです。他にも、鳥の鳴き声とか、水の流れ落ちる音とか…」
●今回のレコーディングで上松さんが一番記憶に残った曲は?また、面白いエピソードがあったら併せて教えていただけますか?
「『ルパン三世のテーマ』。今年のお正月に《お正月だから今日は特別にパチンコに行ってみよう!》、なんてことになって、友達と一緒に行ったんです。私、パチンコ初めてやったんですが、その時に座った台が、ルパン三世の台で(笑)。それでなんと大当たりしちゃったんです!大当たりすると、流れるんですよ、あのテーマが!《うわー、ルパン三世のテーマってすごいかっこいいなあ。アルパで弾きたい!》って思ったんです。それがきっかけでレコーディングしちゃいました」
●今後、上松さんの中で考えているビジョン、もしくは挑戦したいことはありますか?
「今回は、久しぶりのカバー・アルバムということで、私自身、今だから気づいたこともたくさんあります。自分では発見できなかったアルパの音や、アレンジについても、これから作曲をしていく中で選べる色が増えたような気がします。なので、これからもいろいろな音楽の世界に行ってみたいなあと思いました。アルパには楽譜がないので、そういった部分でもいろんな楽器と一緒にコラボレーションもしてみたいです」
●コンサートの予定もかなり入っているみたいですが、忙しくてアニメを楽しむ時間もないんじゃないですか(笑)?
「そんなことないですよ(笑)。すでに日本昔話のビデオいっぱい借りてみてますから.」
●最後に『アニパ』で、アルパという楽器を身近に感じた方も多いと思います。そんな方に向けて一言お願いします。
「私色に描いたアニパの一音一音が、みなさんの大切なアニメの思い出と共に、キラキラと輝きますように…!!」
アニパ
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上松美香オフィシャルHP
http://www.agematsu-mika.jp/top.html
ユニバーサル・ミュージックHP
http://www.universal-music.co.jp/classics/j_classic/mika_agematsu/
mika AGEMATSU
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オリジナル曲を中心に構成された意欲作。自身のペンによるナンバーも5曲収録されるなどメロディー・メーカーとしての才能も開花。ストリングスやフィドルを絡めた躍動感あふれるサウンドが心地良く胸に響く快作。
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①風②月祭り③妖精の踊り④生まれゆく時の中で(2台のアルパのための曲)⑤タラの丘にそよぐ風⑥春花⑦あなたの笑顔⑧ガリート・カントーレ⑨手紙⑩遠い国から⑪ウミノカナタ⑫Eternity〜悠久〜 ⑬風(original version)⑭アルパ組曲〜熱望〜シンフォニア・デ・アルパ CD:UCCS-1071 ¥3,000 |
CONCERT SCHEDULE
7/15(土) 茂原市東部台文化会館
(TEL)0457-23-8711
7/23(日) 原宿クエストホール
(TEL)03-5378-5690
8/20(日) 海の見えるホール
(TEL)03-5378-5690
8/28(月) BLUES ALLEY JAPAN
(TEL)03-5740-6041
9/ 1(金) 電気文化会館コンサートホール
(TEL)0120-199-699
9/ 2(土) 栃木市文化会館大ホール
(TEL)0282-23-5678




